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パース屋のひまつぶし雑記
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ALT="効果的な都市計画プレゼンテーションの例">これは、もう改めて説明するまでも無い事ですが、CGゲームをみれば一目で
できることでしよう。
言うまでも無く、立体物の表現を平面モニターに映し出す事です。
今世紀末からコンピュータが飛躍的に発展し、その演算速度が早くなった事
で複雑な表現計算、物理計算が可能となりました。
従来は一部研究所や企業で使うレベルのPCが一般家庭でも購入できる価格と
なり、プレステなどのゲーム機の需要も大きく貢献し、CG表現が発展しまし
た。
主な使用目的は視点(立ち位置)の変化に合わせて眺め(ビュー)が変わ
り、描写表現できるといった静止画パースや車などのメカニカルパース、
家具などの造形物パースと言うものです。
これらを動かしたものが動画パースです。カメラの動きの変化での眺めのシ
ュミレーションという用途です。
また、カメラでは無く対象物が変化し動くといった表現が物理計算という用
途があります。例えば、ぶつかって壊れる様や、海の汚染の広がり具合の時
間経過のシュミレーションといった用途です。
ゲーム機の発展で、液体や炎の揺らぐさま、車の衝突などの破壊やヘリコブ
ターなどでの戦闘シーンで対象物がリアルに動く複雑な物理計算が可能とな
りました。
しかし、無機的な質感に留まり、人物の顔の表情、肌の質感はいかにも機械
的でロウ人形、ゴム人形といった感じは否定できません。
更に書きますと、決められたコースを動くのでは無いゲームで横から敵が飛
び出し、こちら側がすかさずそれに応戦するといった場面で、場面に応じて
反応時間が早く対応できるのが高性能なリアルタイムレンダリングというものです。ゲーム機の普及でこいうい高度な計算も今の時代は当たり前になっ
てしまいました。
現在のゲーム機の能力は事務用PCの何十、何百倍もの演算速度が有るのではと思います。米軍の軍需用途にコストパフォーマンスの良いゲーム機を大量に買い占めたという話も有るくらいで
すから。
今やTVコマ−シャルに於いてCGを使わないものの方が圧倒的に少ない時代です。また映画特にアメリカ映画ではスケールの大きなものが多いですね。
一方、静止画はよりリアルにという需要が多く、どの複写機メーカーのコピーでも仕上がりは殆ど同じ様に、パースの仕上がりが益々金太郎飴のようなものになっていく事で、今後どういう
ニーズになっていくのか興味はありまず。
1. モデリングですが、これは指示見本である図面を制作画面の下(上でも良い)に敷いてトレース作業で作成し、それをソフトの機能で立体にします。高さも図面をなぞって指定の高さを決める事で指示通りの立体物がPCの中に仮想に出来る訳です。指示図面が無い場合は、スケッチや写真を見ながら目測で立て横高さを決めて作成します。その場合、写真は2方向からの2枚有
れば、正確ですが、経験上多くは写真一枚で作成指示が多いです。
このモデリング方法は、ソフトによって様々で、四角体、球、丸四角体などいろんな形状のプリミティブ(基本形)から変型して作成するものや図面の様に作成するものなど様々有ります。
2. 形状が出来たら、それに材質マッピングをしますが、私は個々のオブジェクトに材質を貼りながら作成していく方法にしています。理由は全部真っ白(しろむく)で出来上がってからで
は
区別が付かないからです。ちょうど札幌雪まつりのオブジェではどこが窓でどこが壁かが見分けがつき難いためそう言う方法にしています。
色や表面画像だけでなく、透明度、反射、屈折率、自己発光、バンプ(凸凹)などこれも様々有ります。この表面画像を質の悪いものを使うと自ずとお粗末な仕上がりになりますのでそこは大
切です。
配置という作業をするステップも有りますが、私は別々には作らず、隣に並べながら作っていく事で相対的なスケール違いを防げますのでそうしています。これはあくまで私の場合です。
マッピング作業と同じく、作業方法はどれが正解なのか本当のところは実はまだ解っていません。
3. 次にライティングと言うのを決めなくてはいけません。これは太陽光以外にも点光源、スポットライトなど様々有ります。ソフトによっても独特なものが有ります。重要なステップで
す。写真スタジオで商品撮影をするのと同じ感覚です。
4. 形状、マッピング、ライティングときて次の順序としてレンダリングという作業になるのですが、これによって始めてPCの中に仮想形状が見えるようになります。
これはライティングと平行して、どっちから光りを当てたらいいのか、副光線はどの位置からが自然か、効果的か迷いながらレンダリングをくり返します。1〜2回では有りません。
数年前までは、このレンダリング計算に24時間前後は掛かった事も日常でした。現在は数十分から数時間でしょうか。レンダリング方法でも時間は大きく変わってきます。
上質(リアル)になるほど時間が掛かりますが、方法が何通りもあっても職業なら当然2通り程の「上質レンダリング」になるでしょう。自ずとレンダ結果は同業と同じになります。
5 固いレンダリング画像に、柔らかく化粧をし、対象建物などオブジェをより魅力的に演出する周りの添景を作成します。ここでの作業で仕上がりの個性のようなものが生まれます。
「あくまで写真のようなリアル」や、実際とは違うが「少しSF的や幻想的な演出」「少し描いた絵のような」といった加筆は職業パースでは大きなテーマです。
ごく簡単に作業手順を書きました。これ意外に細かい技はたくさん有ります。
以上の中で1.〜4.まではCAD図面を作成する作業と同質で、造形才能の有無が左右すると言うものでは殆ど有りません。強いて言うなら経験年数でしょう。
しかし、3年も作成して人並みに出来ないなら向いていないのかも知れません。5.の絵描きの素養の有る無しは決定的です。
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